入院中役に立ったもの「ペットボトルのキャップオープナー」 [あると助かるもの]
白血病で治療したり移植したりすると、身体のあらゆるところがボロボロになる。多くの人が皮膚症状に悩まされるだろう。極度の皮膚の乾燥。皮膚の剥離。皮膚が薄く脆くなるなどなど。一方で水分摂取は推奨される。それも、無菌充填されている水。確実に無菌充填されているのは国内メーカーのミネラルウォーター。ペットボトルで1日で飲みきれるものが推奨され、宵越しの残った水は破棄するよう言われる。かなり無菌状態に気を配っているが、500mlや1000mlのボトルを毎日開けることになる。
この時に苦労するのがペットボトルのキャップ。治療や移植、副作用などで力が落ちていたり、開ける腕力があっても手の皮膚が薄くなっていて、キャップの溝のギザギザに皮膚が負けて皮がむけてしまうこともあります。タイミングよく看護師さんや准看護師さんがいる時なら開けてもらえばいいが、ペットボトルのキャップを開けるのにわざわざナースコールするのは忍びない。
そこで用意しておいた方が良いのが、ペットボトル用の開栓器具・キャップオープナーです。これは毎日数回お世話になるアイテム。どんなものでも良いのですが、飲料の銘柄によって多少キャップの直径が異なる場合があるので、多少調節が可能なタイプが安心です。
スミカマ 万能キャップオープナー LK-121-Y LK-121-Y
- 出版社/メーカー: カクセー
- メディア: ホーム&キッチン
できれば病院内の売店・コンビニに置いて欲しいのですが、あいにくないようです。わたしはダイソーなどの100円ショップで購入したものを使っていました。100円のものでも特に不便はありませんでした。キャップオープナーを使うまで、頑張って素手で開けていました。そのせいで、右手の親指と人差し指の間の皮膚が負けて剥けてしまい、石鹸で手を洗ってもヒリヒリする状態になってしまいました。そうなってからキャップオープナーを買ってみたのです。もっと最初から利用すればよかったです。手の皮膚が回復するまで1月半くらいかかりました。オープナーを使えば手袋をしたままでも開栓できますし、価格も安く入手性もよいのでおすすめです。
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