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2015年の時の治療 [白血病]

 入院後しばらくして混合性白血病という診断が下り、治療プログラムが作られた。とりいそぎ輸血が始まった。血小板を輸血する前にはアレルギー止めを点滴してから輸血した。赤血球の輸血では事前のアレルギー止めなし。血小板の方がアレルギーを起こしやすいらしい。結局退院までに、赤血球と血小板を合計10回以上輸血したが、赤血球ではアレルギーを起こしたことはなかったが、血小板では一度、蕁麻疹のようなものが出た。没状疹っていうのかな。

 抗がん剤治療は自身初めてで、どんなものか恐れを抱いたが医師の説明を聞き、看護師さんのお話も聞きかなり安心して望めた。ただ強い薬なので抹消血管からでは血管が負けるらしく、首の静脈から心臓へ向かってカテーテルを挿入して(CV)点滴しなくてはならず、CVのオペをした。簡単なオペであるが、同意書が必要だった。

 CVのオペは麻酔科の若いドクターが行ってくれた。麻酔科の医師ってこんなこともできるのか!と感心した。首に局部麻酔をして17cm挿入した。痛みもなくすぐに終わった。すげえ先生だった。結局CVは4度くらい抜いたり入れたりしたが、初回の麻酔科の若い先生が一番上手だった。2度目の医師は何科のなんて医師だったか知らないが、若い男性医師で施術中もずっと若い2名の看護師とおしゃべりをしていた。きっと「簡単なオペだし余裕なんだろうなぁ」と思って横になっていたが、施術後の確認のレントゲンでカテーテルが別の方角の血管へ入ってしまったことが判明した。その時にこの若いおしゃべり好きの医師が私に「カテーテルがそっちに行きたかったとしか思えない」と宣ったのには参った。呆れてしまった。後日『手よりも口ばかり動かしているからだろ!』と言っておけばよかった、と思ったがもういいや。やっぱり医療に限らず、仕事中に女の子とおしゃべりばかりしている奴はダメだと思った。あれから随分経つが、あの反省していない態度からして、何かもっと大事なことをしでかしたに違いない。この病院での悪い記憶はこれだけで、他の医師や看護師さん、スタッフは優秀だった。特に看護師さんがいなかったら、挫けていた。看護師さんには深く感謝している。


 抗がん剤の治療は1クールでは寛解に至らず、2度目でやっと寛解になった。その後地固め療法で3度目の抗がん剤治療。全部異なる抗がん剤だった。ほとんどの副作用が現れたが支持療法と家族と看護師のサポートで乗り切れた。唯一残念だったのは、薬剤性の麻痺が両足に残ったことだ。まあ、命と引き換えだからしょうがない。

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